「ふつう」の一歩先へ

本年度のクラスのコンセプトを”「ふつう」の一歩先へ~大人女子になる1年~”に決めました。

「今どきの大学生は」という声をよく聞きますが、素直で真面目で性格のよい学生が本当に多いです。協調性が高いのは彼女たちの長所でもありますが、一方で「みんなと同じくらいやれていたらいいかな」と妥協しがちなところがあります。協調性と妥協は表裏一体なのですね。

そんな彼女たちに「ふつう」より、少しだけ上を目指してみようよということを提案したいと思います。これまで周りに合わせて「ふつう」であるよう気を付けながら生きてきたなら、違和感があるかもしれませんね。

今年度は、自分の行動が「ふつう」かどうか、考えてみてください。例えば、課題の提出。とにかく締め切りに間に合うように出せばいいや…というのは「ふつう」ですよね。でも、「ふつう」の上を行くなら、書き方はこれでいいのか、先生が求めている重要な点は何かしっかり考えて、分からなければ先生や助手さんに質問にいくわけです。

友達関係に関しても、朝友達に会った時に「(何か疲れてそうだけど…まぁ誰だってそんなときあるよね)おはよう」の一言で済ますのが「ふつう」だとすれば、「ふつう」の上を目指すなら「なんか疲れてない?課題で寝不足?今日、一緒にやってかえろうか。一緒にがんばろう」と声をかけるでしょう。

予想外に長くなった春休み。のんびりとスマホを眺めていると一日が終わった…は「ふつう」です。「ふつう」の一歩先にいくために毎日をどう過ごすのか、こんな時だからこそ考えてみてほしいと思います。

いつもいつも「ふつう」の上を目指せないかもしれません。でも、「このシチュエーションで『ふつう』じゃない行動ってどんなだろう」と常に意識してみてください。これって「ふつう」?それとも「ふつう」を超えてる?そんな小さな積み重ねが、皆さんを素敵な大人女子にしてくれます。

ただし、最後に大切なことを。「ふつう」が悪いわけではありません。皆さんは既に十分すてきで、十分がんばっています!まず、今の自分を認めてあげることがスタートです。