主婦の友社より『はじめてママ&パパの子どもの栄養』が発売になりました!
幼児から中学生まで使える、栄養の本
はじめてママ&パパの子どもの栄養 (実用No.1シリーズ) | 深津章子, 牧野直子 |本 | 通販 | Amazon
子どもの栄養の本というと、難しいイメージですが、「こうあるべきだ」という理想と、「いそがしい」現実をつないでくれる
たくさんのアイデアや提案にあふれています。
写真が図がいっぱい載っていて、とてもわかりやすいです。
離乳食が終わった後の幼児から中学生までが対象ですので、こどもの成長とともに役に立つと思います。
また、子どもに関わるお仕事をされている方、子どもの食事の相談にのる機会がある方なども、ぜひ手に取ってもらえるとうれしいです。
分担監修として関わらせていただきました
小児の栄養に携わる管理栄養士としての視点と、2男の食事作りに日々格闘する母親としての視点が入った、私としては不思議な感覚の本になりました。
「管理栄養士は、人生で様々な生活経験を積み重ねるごとに、いい仕事ができるようになる」と学生時代に聞いた先生のお話を覚えていますが、ほんの少しその感覚がわかったような気もします。
今回、一緒にお仕事をさせていただいた、執筆・編集チームの皆さんの熱意や才能がすばらしい。
食事の大切さ、栄養の力ーというのを管理栄養士、栄養学研究者として考えてきましたが、出版に関わる方々の伝える力や、読み手を思う気持ちに感嘆することばかりでした。
専門家として、いかに伝えるかーということを、今後も引き続き考えていきたいと思います。
子どもの食事を応援したい
私は卒後、小児専門病院の管理栄養士として、子どもたちや保護者に食事指導をしてきました。
しかし、その対象疾患となるのは、発症頻度が低い先天代謝異常や1型糖尿病などが主でした。
子どもたちがよくかかる胃腸炎のときの食事などは、意外と指導対象にはなりません。
胃腸炎で受診するのは近所の小児科ですが、私が勤めていたのは高度専門病院だったためです。
ましては、病院には縁のない健康なお子さんの食事やそれにかかわる問題については、保育園や学校栄養士の栄養士さんと違い、臨床・実務経験はそれほどないといえます。
しかし、小児専門病院での経験と自分自身の子育てでの試行錯誤を組み合わせて、大切だと思っていることを、本にできるようにと思いました。
子どもの今を育てるために食事が大切、そして、子どもが生涯にわたり身体を大切に生活するうえで、子ども時代の食事が大切です。
しかし、子どもがよい食事をしたいと思っても、子どもだけでは食事を変えられません。
子どもは親に食事を含めた生活を依存しているため、やはり親の力が不可欠です。
忙しい保護者がどうやって、子どもの食を考えていけばよいのかについて、保護者の皆さんを応援する気持ちがつまっています。ぜひお読みくださいね。